カエルの子
ご覧いただきありがとうございます。
近くにある団地公園へ
いつも2人で遊びに行っていました。
その団地には
兄をいじめる年上の男の子たちが居ます。
兄が小学生に入学した時の事です。
兄の髪の毛はとても綺麗で
少し茶色がかってました。
その髪型をからかわれるようになりました。
『お前、女みたいだな。』
兄はヘラヘラとします。
その様子をみた少年たちは
さらにエスカレートするのです。。。
いつもの様に遊び疲れた2人は
兄の自転車を交代しながら帰ろうと
自宅へ向かいます。
団地公園に住んでいるガキ大将が
私たちの目の前に現れて
『俺たちと遊ぼうぜ』と
誘います。
『自転車を貸せ』と
言います。
もう夕方です。
カエルの子
嫌な予感がします…💦
渋々…
兄は自転車を差し出します。
少年たちははしゃぎながら
砂場の方へ戻っていきます。
そして…
貸した自転車に石や砂をぶつけ始めたのです。
私は初めて兄が
いじめられている現状を
知ったのです。
その日の帰り道は
ガタガタ…
ジャリジャリ…
音をたてる自転車を引きながら
歩いて帰りました。
私は驚きすぎて
何も出来ませんでした。
兄をなぐさめる事さえ
出来ませんでした。
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