祖父とお別れしたときの違和感

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カエルの子
カエルの子

ご覧いただきありがとうございます。

私の父親方の実家は、いつも騒がしい家だった。
正月でもないのに、沢山人が集まる家だ。

いつも鍵は開けっぱなしなので、誰でも出入りが出来る。

私もよくバスに乗り、父親の実家へ行ってました。

私はおじいちゃんが大好きでした。
私はおじいちゃんに顔がよく似ていたみたいで、
おじいちゃんにとって可愛かったみたいです。


おじいちゃんの膝は私の特等席。
いつも、おじいちゃんは私を呼び
『こっちへ来なさい』
と、優しく微笑みます。

おじいちゃんは酒豪で、とにかくいつも酒臭い。
でも、その酒臭さは別に嫌いではありませんでした。
陽気で可愛いおじいちゃんが大好きでした。

カエルの子
カエルの子

私にも孫ができたら、愛されるようなおばあちゃんになりたいです。


ある日、おじいちゃんは体調が悪くなり
元気がありませんでした。

しかし、どんどん体は弱り
寝込む様になってしまったのです。

そして…ある日、自宅の電話が鳴った。


『おじいちゃんが亡くなった』との報告。


眠る様に亡くなったそうです。

私はとても悲しかった。
また心にポカンと穴が空いた様に感じた。

そして、葬式も終わり
親戚どうしで食事をしました。

もちろん、酒好きな親戚たちは
そこでもお酒を沢山飲んでいました。

この日は相当、深酒になる人もいました。


しかし、みんなおじいちゃんが亡くなったのに、泣いていたのに
酒が入り、妙なテンションになっていて
…笑っていて
それがとても嫌でした。

おじいちゃんが亡くなったという事もあり
私は父方の実家には足が遠のくようになっていきました。

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