カエルの子
ご覧いただきありがとうございます。
私は幼稚園に通っていました。
年少さんからの入園からではなく
年中さんから入園しました。
その幼稚園は仏教だったので
園にはお釈迦様が居ました。
遊具はそれほど多くはなく
私は滑り台がとてもお気に入りだったのでよく遊んでいました。
いつも、その滑り台の天辺には
大きな体をした
みんなが怖がる存在のガキ大将。
『俺様の許可なしで、この滑り台は滑れないぞ。』
ガキ大将が捲し立てます。
私は言いました。
『そこどいて!』
カエルの子
とても怖かったのをいまでも覚えています
ガキ大将を睨み
天辺へ
ズカズカ向かうと
ガキ大将は一歩下がり
何も言わず私を通したのです。
それから、そのガキ大将は
私を避けるように過ごすのです。
私は何かを一つ得た気がした。
(怖がったら負けだ)
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