![カエルの子](https://kaerunokohakaeru-ac.com/wp-content/uploads/2020/06/S__6324230-e1591949601247-100x100.jpg)
カエルの子
ご覧いただきありがとうございます。
父方の親戚たちは
とってもクレイジーな人たちばかりでした。
いとこたちは面白くて
楽しい遊びを沢山教えてくれた。
自転車で川まで行き、釣りをしに行ったり
堤防へ行き、ダンボールで作ったソリで滑って遊んだり…
たまに遠くへ行き、帰りの時間が遅くなり
親戚たちにしばしば叱られてしまう事もありました。
父は兄妹が多く、子供たちも沢山いた。
年上のいとこのお姉ちゃんは
よく、カラオケやゲームセンターへ連れて行ってくれた。
でも、1人とても苦手な人がいました…
少し暗い雰囲気で
影がある感じの男の子…
あまり話をした事はありません。
兄とそのいとこはとても仲が良く
遊ぶようにもなっていた。
そのいとこはヤンチャでとてもケンカっ早い。
兄はそのいとこと遊ぶようになってから
更に変わってしまったのです。
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カエルの子
兄の人生が大きく変わっていくキッカケだった気がします。
しかし…ある日、何時になっても兄は帰ってこない日があった。
数日間も帰ってこなかった。
すると、自宅の電話が鳴った。
『警察に保護された』と聞いた。
母が電話で話を聞くと
どうやら、そのいとこと一緒みたいだった。
母が1人で迎えに行き、兄は帰宅した。
少しほっとしたかのような顔をしていた。
兄はそのいとこに連れ回されていた。
しかし、この頃から
家族は崩れ落ちてしまい
もう、原型は無くなっていったのです。
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父は精神的におかしくなり、やがて家に帰ってこなくなった。
兄は私だけでなく母へも手をあげるようにもなっていった。
母は兄が怖かったのでしょう。
とても寂しくて、悲しくて…
心が崩れ落ちてしまった。
本当に1人ぼっちになってしまったようだった。
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