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カエルの子
ご覧いただきありがとうございます。
私は家族が大好きだった。
しかし、家族がバラバラになっていく姿が悲しかった。
みんなが離れ離れになっていくと、急に冷えきったような感覚になった。
どうしたらいいのか悩んでいた。
母は弱っていた。
助けてあげたいと母のそばを離れないようにいつも母を見ていた。
だけど、母はこちらを見てくれない。
父はいつも寝てばかりで、
お酒とギャンブルに溺れてお金をすぐ使い切ってしまう。
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カエルの子
父親の寝顔を見るだけで、苛立ちが芽生えるようになっていきました。
兄とも話さなくなった。
仲良くしていても、気に食わない事があると
すぐ豹変して手をあげてくるからだ。
家族が嫌いになっていくようになった。
自分の心が冷えていく感覚だった。
次第に、私は家族と距離を取り始めていった。
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その頃、学校はゆういつの安全な場所だった。
でも、勉強は嫌いでした。
いつも両親が夜中に喧嘩していたので、
寝不足であった私は仮病を使い、保健室で寝る事が多かった。
私は、保健室の先生がとても優しくて大好きでした。
色々な話を聞いてくれた。
でも、本当に悩んでいる事をなかなか話せずにいた。
だけど、心配されるのが心地良かった。
『大丈夫?』と言われるだけで嬉しかった。
優しさに寄り添いたくなった。
強く愛情を感じるようになった。
それと同時に、私は家族に愛されていないと感じるようになっていた。
1人ぼっちになってしまったような気がして、とても寂しかった。
これ以上、傷つきたくなかった。
泣かないように頑張った。
笑顔でいるように頑張った。
そして、強がるようになった。
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