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カエルの子
ご覧いただきありがとうございます。
私の父親方の実家は、いつも騒がしい家だった。
正月でもないのに、沢山人が集まる家だ。
いつも鍵は開けっぱなしなので、誰でも出入りが出来る。
私もよくバスに乗り、父親の実家へ行ってました。
私はおじいちゃんが大好きでした。
私はおじいちゃんに顔がよく似ていたみたいで、
おじいちゃんにとって可愛かったみたいです。
おじいちゃんの膝は私の特等席。
いつも、おじいちゃんは私を呼び
『こっちへ来なさい』
と、優しく微笑みます。
おじいちゃんは酒豪で、とにかくいつも酒臭い。
でも、その酒臭さは別に嫌いではありませんでした。
陽気で可愛いおじいちゃんが大好きでした。
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カエルの子
私にも孫ができたら、愛されるようなおばあちゃんになりたいです。
ある日、おじいちゃんは体調が悪くなり
元気がありませんでした。
しかし、どんどん体は弱り
寝込む様になってしまったのです。
そして…ある日、自宅の電話が鳴った。
『おじいちゃんが亡くなった』との報告。
眠る様に亡くなったそうです。
![](https://kaerunokohakaeru-ac.com/wp-content/uploads/2020/07/S__6701059-1-313x417.jpg)
私はとても悲しかった。
また心にポカンと穴が空いた様に感じた。
そして、葬式も終わり
親戚どうしで食事をしました。
もちろん、酒好きな親戚たちは
そこでもお酒を沢山飲んでいました。
この日は相当、深酒になる人もいました。
しかし、みんなおじいちゃんが亡くなったのに、泣いていたのに
酒が入り、妙なテンションになっていて
…笑っていて
それがとても嫌でした。
おじいちゃんが亡くなったという事もあり
私は父方の実家には足が遠のくようになっていきました。
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