大人への階段

アダルトチルドレン
カエルの子
カエルの子

ご覧いただきありがとうございます。

小学生最後の夏休みの真最中だった時のことです。

家に居づらくなり、私は実家を少しの間出ることにした。
おばあちゃんの家にしばらく居る事にした。

おばあちゃんの家には、可愛がってくれるいとこのお姉ちゃんが住んでいるからだ。


いとこのお姉ちゃんに話を聞いてもらい、少し気持ちがスッキリした。

お姉ちゃんはとても優しくて、凄く面倒見が良い人。

私はお姉ちゃんが大好き。

カエルの子
カエルの子

親戚の中で1番頼れる人でした。


そこでいとこのお姉ちゃんが


『遊びに行こう』


と、誘う。

準備をすると言い


『私の服を着て』


と、お姉ちゃんの服を借り着せられた。


髪の毛をとかれ、化粧もされた。


私は生まれて初めて、化粧をした。

少し大人になれた気分になり、とても嬉しかった。

そして、言われるがまま何処かへ連れて行かれ…


そこは初めて見る光景…

男の人が接客をしてくれるお店だった。

年上の男の人に


『可愛いね、いくつ?』


と、優しく微笑まれながら尋ねられた。


『18歳』


この日は歳をごまかし、夜中まで遊んだ。

とても開放された気分になった。

こんな楽しくて素敵な場所があっただなんて…。

寂しさが埋まる感覚だ。

私は、居場所が見つかった気がした。

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