幼少期のトラウマの原因

アダルトチルドレン
カエルの子
カエルの子

ご覧いただきありがとうございます。

小学生低学年の頃でした。

お父さんのお給料が入ると、母は私を連れてデパートへ買い物に連れて行ってもらえました。
2人で買い物をするのは、とても久しぶりです。

何故かというと、いつもは兄も居るからです。


デパートへ着くと
ワンピースを2着ほど買ってもらいました。
白い花柄のワンピースと、ピンク色のワンピース。

母はスカートが嫌いで、絶対に買ってもらえませんでした。

何故なら、私は男の子のようなヤンチャな女の子だったので、
ズボンしか履かせてもらえなかったのです。

カエルの子
カエルの子

この影響なのか、いまだにスカートを履こうとしません…。


でも、母が選ぶ服はとても大好きで
とっても私に良く似合う服を選んでくれます。

この日は初めてのワンピースを買ってもらえて、
私は凄く浮かれるように喜びました。


そして、デパートに来た日はゲームセンターで一回だけ、
好きなゲームをさせてくれます。
兄が居なかったので、取り合いにもならずとても贅沢な気分でした。

帰りに、ソフトクリームとたい焼きを買い、
店内で分け合いながら食べるのも、定番でした。


買い物も済み、家へ帰ろうと歩き始めます。
私は浮かれて、運ぶ足が弾みます。


母の足が止まり、露店で裁縫道具を眺めていました。


『ズボンのゴムを買いたいから、待ってて』
と言い、ゴムを手に取りました。


すると…
母はゴムをカバンの中へ入れてしまいました。

私は一瞬、何が起こったのかをまったく理解が出来ませんでした。
しかし、頭の中を整理していると…、母はその場から離れようとしていました。


『お金払ってないじゃん!』
と、私が責めると


『レジの人居ないじゃない。』
と、母は一言。


もう、唖然としました。

私はその品物を取り上げ、元あった場所へ戻しました。


とても嬉しかった日だったのに…

さっきまではとても幸せな気分だったのに…


この日の出来事は、大人になっても忘れることのない最低な一日になりました。

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