父親の親戚はとても変わり者だった2

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カエルの子
カエルの子

ご覧いただきありがとうございます。

父方の親戚たちは
とってもクレイジーな人たちばかりでした。

いとこたちは面白くて
楽しい遊びを沢山教えてくれた。

自転車で川まで行き、釣りをしに行ったり
堤防へ行き、ダンボールで作ったソリで滑って遊んだり…
たまに遠くへ行き、帰りの時間が遅くなり
親戚たちにしばしば叱られてしまう事もありました。


父は兄妹が多く、子供たちも沢山いた。

年上のいとこのお姉ちゃんは
よく、カラオケやゲームセンターへ連れて行ってくれた。

でも、1人とても苦手な人がいました…

少し暗い雰囲気で
影がある感じの男の子…
あまり話をした事はありません。

兄とそのいとこはとても仲が良く
遊ぶようにもなっていた。


そのいとこはヤンチャでとてもケンカっ早い。
兄はそのいとこと遊ぶようになってから
更に変わってしまったのです。

カエルの子
カエルの子

兄の人生が大きく変わっていくキッカケだった気がします。


しかし…ある日、何時になっても兄は帰ってこない日があった。

数日間も帰ってこなかった。

すると、自宅の電話が鳴った。


『警察に保護された』と聞いた。


母が電話で話を聞くと
どうやら、そのいとこと一緒みたいだった。

母が1人で迎えに行き、兄は帰宅した。
少しほっとしたかのような顔をしていた。

兄はそのいとこに連れ回されていた。

しかし、この頃から
家族は崩れ落ちてしまい
もう、原型は無くなっていったのです。


父は精神的におかしくなり、やがて家に帰ってこなくなった。

兄は私だけでなく母へも手をあげるようにもなっていった。

母は兄が怖かったのでしょう。

とても寂しくて、悲しくて…
心が崩れ落ちてしまった。

本当に1人ぼっちになってしまったようだった。

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