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父方の実家の人たちは、みんな揃って酒が大好き。
酒を飲んでいない日は無いほどの酒豪家族。
父が実家へ行くと私も一緒に遊びに行きます。
しかし、いつもそこには母はいません。
母は酒を飲まないからです。
酒の匂いも苦手なくらいです。
相撲の時期になると父方のおじいちゃんが突然、訪問するのです。
おじいちゃんは相撲が好きで、よく相撲を見に出かけるそうです。
通り道なので見に行く時は顔を出してくれます。
母はおじいちゃんが来ると、冷蔵庫で冷えた瓶ビールを出してあげてました。
おじいちゃんはビールを飲んでご満月です。
いつも美味しそうにビールを飲んでいました。
おじいちゃんは母の事がとても好きで、いつもお話しに来るのです。
私はおじいちゃんがとても大好きです。
もちろん、おじいちゃんが来てくれると私は凄く嬉かったのです。
母は、帰りにいつもおじいちゃんに、
『タバコ代』
と言いながらお金を渡してあげていたのです。
おじいちゃんは少し拒み、母の強引さに負け
有り難そうに貰って帰っていく姿が定番でした。
おばあちゃんも、たまに家へ来ていました。
おばあちゃんはいつも暗い表情を浮かべながら、母と話していました。
そして、母は少し困った顔をしながら封筒を渡していました。
お金が無く、母に借りにきたのでした。
そして別の日に
父の兄も訪ねてきました。
母は、また封筒を渡していました…。
そして、父の姉も…。
母は父方の実家はあまり行きません。
なので、それほど仲も良くありません。
だけど、お金に困ったら
母の元へ来ていたのでした。。。
母はとてもお人好しな所もあり
困っていると助けてしまう人でした。
おじいちゃんにタバコ代を渡している事を知った父の家族は、
母の財布の紐が緩いと思いお金を借りに来るのでした。
おじいちゃんは母と仲が良かったのですが
他の人はそれほど良くはないのに、お金を貸してしまう母のことが理解できませんでした。
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