カエルの子
ご覧いただきありがとうございます。
父方の実家はとても古くてボロボロの二階建の借家。
ネズミは出るし、黒くテカテカした虫は出る。
そんな家だけど、そこには親戚たちや飲み友達が沢山集まります。
私は父が行く時に一緒に連れて行ってもらっていました。
父方の家族はみんな大酒飲みの酒好きです。
いつも大人たちは居間で酒を飲み、大盛り上がり。
酒臭いし、煙草でスモーク状態。
なので、子供は自然に2階へ追いやられます。
カエルの子
今考えると、とんでもない環境でした。
大人たちは遅い時間まで、どんちゃん騒ぎしているので、子供たちも夜更かししています。
私はそんな感じが好きでもありました。
何だか自由な感じがしていたからです。
だけど、中学グループのいとこたちは未成年なのに…
家の2階へ、煙草やお酒を持ち込んでいたのです。
『バレないから大丈夫』と言い、隠れた宴会も始まるのでした。
(私はまだ小学生低学年だったので、あまりわけがわかっていませんでした。)
兄も一緒に遊びに来ると、兄はいとこのお兄ちゃんから煙草をもらってました。
私は兄の姿を見て、驚きました。
『いつからそんな事をする様になったのか?』と思い、唖然としました。
だけど、兄は『親には言うな』と言うので…
(言ったら殴られる)と思い、とても言えませんでした。
この時、初めていとこたちが親たちに隠れて、悪い事をしている事に気がついたのでした。
兄もこうして道を外れてしまっていたのでしょう。。。
親たち、大人は気付いているのか…
だけど、それを見ていた私は何だかワクワクしていたのでした。。。
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