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父方の親戚は変わっている。
まず、おじいちゃんとおばあちゃんは相当な酒飲みである。
そして、父の兄妹もそろって酒飲みである。
酒も好きだが、ギャンブルも大好きだ。
そんな家庭に生まれた父は…
やはり大酒飲みのギャブラー。
休みになると、いつもパチンコへ行ってしまう。
そして、パチンコで勝つと
飲みに出てしまう。
だから、いつも家には居ない。
正月になると
毎年、父の実家へ行きます。
そこに母は居ません。
親戚の人たちが沢山集まります。
二階建ての
ボロボロの借家。
そこに何十人と集まるのです。
もう、煙草の煙で
家の中がスモークされ
そして、みんな酒臭い。
いま思えば、子どもにはかなり良くない環境でした。
母は、酒も飲まないし煙草もしない
もちろん、ギャンブルもしない。
なので、父の実家は好きでは無い。
しかし、私はおじいちゃんが大好きだった。
私はおじいちゃんに顔が似ているらしく
大変可愛がってくれた。
おじいちゃんの膝は、私の特等席。
いつも、おじいちゃんは私を膝の上に乗せてくれていました。
ずっと膝の上に乗せてたので
時には
足が痺れて…？
酔って…？
どちらかは不明ですが
立てないほど…（笑）
おじいちゃんの膝の上に居ました。
おばあちゃんは無口な人だったけど
お酒を飲むと
良く笑う人でした。
父の親戚は…
何故か、みんな歯が無い。
何故なのかは不明である。
歯を磨く時、強く磨きすぎなのだという事にしておきます。
そして、そのボロボロの借家には
いつも黒くてテカテカした奴がたくさんいた。
親戚が冗談で
『飼ってるんだよ。』と、つぶやく
冗談にもほどがある。
（今考えてみると本当に恐怖でしかない。)
そして、妖怪人間ベラみたいな風貌の叔母がいて
その人はとても私を可愛がってくれた。
顔は少し強面だけど、とても優しかった。
いつもゲームセンターに連れて行ってくれた。
従兄妹たちも面白くて、色んな遊びを教えてくれた。
父方の実家は
かなりファンキーな人たちの集まりだけど
私はみんなが可愛いがってくれるので
とても大好きでした。
でも…何故、母がいつも居ないのだろう…
と、いつも不思議に思ってました。
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