ご覧いただきありがとうございます。
私の実家は、とてもボロボロのアパートでした。
4人で住むにはとても狭いし、もちろん自分の部屋なんてものはない。
そして、とても汚い。
物心がついたころから、親が掃除機をかけている姿を見た事がなかった。
じゅうたんをひいているのだが…
じゅうたんなのか、ホコリなのか…
じゅうたんの上にホコリが重なっている。
手で擦るとホコリがダマになって現れるほど…母は掃除が嫌いだった。
私はボロい家で、しかも汚いのがとても嫌だった。
自分の家では毎日掃除機をかけているのでご安心いただければと思います。
母が喜ぶと思い掃除機をかけた事があった。
すると、母は怒った。
喜んでくれると思っていたので、予想もしていなかった…
何故怒られたかと言うと…
どうやら、掃除機を出した事に対して怒っているようだった。
掃除機は押入れの奥底に眠っていた。
その掃除機を引っ張りだした事に怒っているようだ…。
『ホコリまみれの掃除機を出したら、ホコリが出る』
『ホコリが吸えてない場所が目立つ』と、母は私に言い放った…。
実家で親が掃除機を使うのは、4年に1度くらいでオリンピックと同じくらいの珍しさがありました。
お風呂なんて、カビで真っ黒でした。
換気扇なんて無い風呂場だったので、もちろん壁中カビだらけ。
全体をスポンジで擦ってみた。
意外と綺麗に落ちるので頑張って擦った。
『キリがない』
『カビが隙間に入る』
それを見た母が、また私に言い放った。
そのお風呂場で空気を吸っていた事がとても恐ろしいです。。。
キッチンは壁という壁が油とタバコのヤニまみれでした。
ベタっとした汚れが、全体に広がっていました。
換気扇はあるのですが、母は絶対に使いません。
何故?と、尋ねると…
『換気扇が汚れる』
『音がうるさい』
理解不能すぎて、逆に面白すぎます…(笑)
こんな環境で育ったせいなのかはわかりませんが、逆に潔癖になりました。
あー、健康で良かった。
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